一人オナニーが虚しい日々に嫌気を差した既婚男性の末路…

 

とあるセックスレスの既婚男性のお話。

当時、その既婚男性は子供無し、2つ年下の妻とマンション暮らし。

お互い、寝床に入る時はいつも「おやすみ」の一言だけで終わってしまう、よくあるあるの夫婦関係だった。

 

その男は一穴主義のせいもあって、一人で寂しく性欲処理をしていた。

「セックスしたいのに一人オナニーなんて…」と、虚しい夜を迎えることも多々。

 

そんな、虚しいオナニーで凌ぐ既婚男性のエピソードを…

なるべく、長くならないように語っていきましょう。

オモシロさなど特にありませんが、自分のことを「潔白」だと思ってる人は読まないでください。

 

それではここから先は、その男性の視点で語られていきます。

 

AV動画で性処理するだけで十分だと思っていた

ベッドの上でポルノを見る男

 

正直、「セックスレスになったけど、もう女なんかいらねぇ」と思い始めていた。

一人オナニーは真っ最中こそ刺激に溺れてしまうが、直後は虚しいに気持ちに駆られてしまうのだから。

 

こんな、ムラムラさせる生殖器なんか取り除ければいいのにな…と。

そうすれば、自分のやるべき事に集中できる。

それに他の趣味に没頭できる時間が増えるだろうと。

 

それでも、夜なにげなくリラックスしている時…

ふとムラムラしてしまう瞬間がある。

ある女性とハメハメしている状況を想像しながら、オナニーをしてしまうのだ。

 

無意識にも、自分好みな女性の姿を映し出して…

「あぁ…そうか、自分はこんな豊満なボディが好みなのか…」

と、ハッとして自分の好みに気付かされる。

 

そんな、ムラムラしてしまう自分を認めながらも…

AV動画で性欲処理で凌げばいいと思った。

「巨乳」「お姉さん」「OL」のような動画を漁りまくり。

 

AV動画は見れば見るほどすごく刺激だ。

見始めの頃のほうが、オナニーの噴出力がとてつもなかったことを今でも覚えている。

 

しかし見れば見るほど、AV動画からの刺激が慣れてくるのだ。

なのに脳は「もっともっと、そそるものを…」と漁り回るよう命令してくる。

より刺激や快楽を求めるようになるのは、ギャンブルをやる人の心理と同じだ。

 

そのように私はふと再び気づく。

「オナニーしたいだけなのに、なぜ1時間もエロ動画を探し回っているのだろう…」

と、我に返ってしまう時があった。

 

オナニーが虚しいと感じる正体に気付く…

ブラックショーツ

 

セックスレスとなった日から、どれだけの月日が経っただろうか。

オナニーを3日に一度に留め、3年以上は続いたか。

 

賢者タイム時は、AV動画に釘付けになりながらも…

「もっと、もっと、淫らな顔しながら喘ぎ声を聞かせてくれ…!」

と、なぜかあんなに活き込むものなのだが。

 

なのに、発射直後に虚しい気持ちに襲われる時もしばしば。

オナニーの回数を重ねれば重ねるほど、冷静さも芽生えてくるからか。

 

職場にいる容姿端麗な女性を見て「ドキっ!」とした時もそうだ。

就寝前には、その女性をおかずにしながらシコシコとやっさっている自分がいる。

なんだか、自分に対する滑稽さで恥ずかしくなり、自己嫌悪をすら感じる。

 

フィニッシュする度に、奥さんに対する罪悪感に苛まれるようだ。

「はぁ… オレ一人で何やってんだろ…」

と、まるで貴重な人生の無駄遣いをしているような感覚に近い。

 

そこで私はようやく悟り始める…

ようやく「一人でオナニーしていることの虚しさ」の正体に。

私はどれだけ虚しい人生を歩んでいたのか。

 

画面の向こうにいる女達は、私の性欲が刺激してくれる。

接触できないのもそうだが、なにより心が満たされない。

家族愛だけの愛情でも、何かが足りない。

 

感触、情感、匂い、温もり…

男と女が肌と肌で触れ合わなければ、感じられないものが、たくさんある。

 

男性にはない甘美な喘ぎ声、丸みのあるおっぱい、愛液垂れる穴。

男性だからこそ、女性にしかない要素を求めてしまうのだと。

それは逆も然り。

 

もう今いる妻とは、どうも再びセックスしようと切り出せない。

妻も「する気になれない」と、口から漏らしていたのを、私はしかと聞いたのだから。

これで正当化できる理由を手に入れた。

 

だから私は、今の関係に見切りをつけた。

同時に、新たに「彼女が欲しい」のだと自分に認めたのだ。

もう一人で、虚しくオナニーするのはコリゴリだから。

 

このように、自分自身の欲求を素直に受け止めるのに… ずいぶん長く時間がかかったなと。

そうして私は、今の妻とは今まで通りの関係にしつつも、情人探しを決意した。

 

情人探しを始めてみることに

膝で四つん這いをする女

 

情人が見つかるまでは、一人で虚しいオナニーをするしかなかったのだが。

それでも仕事帰りや休日は、一人で外出できたのが不幸中の幸い。

クリアすべき問題は、「どこで」異性と知り合い、情人を作るかだった。

 

そこで私は、自分にとって可能な手段を考えてみた。

「飲み屋バー」「趣味サークル」「知り合いのコネ」「ナンパ」「出会い系」。

 

しかし、私は知り合いが少ないし、口数も少ない陰キャラだ。

無難に「飲み屋」か「出会い系」を手段とすることに。

 

ちなみに「キャバ」や「風俗」は除外にした。

一人オナニーだけでなく、営利でしか結ばれない関係も心が虚しいと感じるからだ。

 

それからというもの、飲み屋では、週末は一人で1,2軒は飲み歩き。

知らない異性と全然出くわさない日もあれば、LINE交換はできた日もある。

中々そこから関係が発展せず、自然消滅で終わる女性もたくさんいたが、定期的に会える女性と一人知り合えたこともある。

 

どうしても、飲み屋での出会いはワンナイトをしてしまうと、関係が終わってしまうことが多かった。

長い関係を続けていきたい自分にとって、これは一人オナニーと同じく虚しい。

加えて、リアルでは「既婚者であること」をいきなり打ち明けられるわけではない。

カミングアウトしていいかなと思える女性と、そうでない女性もいるのだから。

 

堂々とできない自分もどうかと思ったが、私はもう純粋な関係を求められる身分ではない。

だから、既婚者だろうとお互いに「割り切れる関係」でかまわない女性を求めた。

 

出会い系に関しては、プロフに既婚者であることを最初から明示できるのが大きなメリットだ。

なにせ、第一にアダルトな関係を求める人達も少なくないから。

だから既婚者だろうと、初期からお互いに割り切って接していられる。

 

もちろん出会い系で出会えても、関係が中々続かなくなることも珍しくない。

私みたいに口下手だったりすると、女性と会話が中々続かないせいで、その日で終わることもよくある。

どんな人と出会えるか… それは運要素もあるかもしれないが。

 

それでも根気強く探していたのもあって、気の合う女性と出会えたのだから結果オーライ。

心と肉体を満たし合える情人が一人でもできただけで、私はそれで十分。

 

最後に、オナニーは一時的な解消法にすぎない

スマホ見ながら股間いじる男

 

本来オナニーというのは、ムラムラする衝動を解消するためだろうと。

脳内で好きな女性を淫らに犯すため。

勃起力を衰えないように維持するため。

 

しかし、長期間にわたってオナニーしかしない日々が続いたら…

それはそれでどうなのだろうか。

私が童貞時代だった頃ですら、毎日毎日オナニーすることの虚しさをふと感じた事がある。

 

とある知り合いの童貞クンも話もある。

彼は、30代過ぎになってもオナニーしかない日々は虚しいとそう言っている。

「モテないから別に彼女できなくてもいいや!」と言っていたにもかかわらず。

今となっては、「風俗に行ってみようかな」と考え出したり、知識なしで出会えない出会い系を利用してしまっている。

 

話は脱線したが、結局は「生涯オナニーだけ十分」というのは難しい。

必ずどこかで、なにかしらの「歪み」が生じる。

 

たとえば、女性に縁がなさそうな男が、大人しそうな女性に抱きついたという報道はよく聞くだろう。

あるいは、覗き行為などという、そんな不健全な衝動が駆られる男性も少なくない。

虚しいオナニーも、歪んだ衝動に変えてしまう要素の1つだと、私はそう思っている。

 

だから「性生活は避けては通れない」という結論に至った。

どんなにモテない男性だろうと、一穴主義でレスに陥る男性だろうと。

綺麗な関係であれ、冷めた関係であれ、歪んだ関係であれ…

セックスのあるかなしの人生は、幸福度に大きく影響するはず。

 

以上が、この男の辿りついた末路です。

夫婦関係に正解を導き出すのも、かなり難しいものですね。

1つ言えるのは、オナニーで解消するはずが虚しいと感じるのは本末転倒でしょう。

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