「くすぐり」というジャンルは、少し特殊なフェティシズムです。
相手の感情を自分がコントロールしていることによる支配感。精神的苦痛を与えることによるSMプレイ。
くすぐられたい女性ほど、「強制的に笑わされてしまう」だけでなく、シチュエーションや刺激によって、性的興奮を覚えます。
※ここではアダルトな内容も交えてお話しさせていただきます。
「くすぐったい」と感じるポイントとは、
傷つけてはいけない他人に触られたくない場所であり、だからこそ神経が集中している部分。
乳首やクリトリスという代表的な性感帯と似ていますね。
神経が集中している部分を適切な強さで刺激すれば、敏感に反応させていまいますね。当然といえば当然。
女性にとっても、他人に触られたくない場所を優しく刺激されると、脳から安心感を覚えて心の距離がグッと近づいてしまう。
くすぐりたい男性側は「くすぐり責め」が上手くなれば、前戯のテクニックは一段と上昇するでしょう。
くすぐられたい女性なら、新たな性感帯が開花するチャンスがあります。
それでは、より「くすぐり責め」を頼むためのポイントを教えましょう。
くすぐられたい女性も覚えておくといい定番な責めポイント
くすぐりたい男性は、爪で傷つけないように爪を切っておいてください。
くすぐられたい女性も、じゃれ合うときに自分からコチョがしてあげると、S男性なら倍返しでコチョコチョしてくれます。
その時のために、くすぐりポイントを覚えておきましょう。
脇の下
くすぐりたい人なら、思い浮かべやすい部分ですよね。
脇という部分は、女性にとってデリケートな部分なので、嫌がる女性もいるかもしれません。
本当に嫌がる素振りをしているのであれば仕方ないですが、
それでも非常にくすぐったいポイントですので、恋人関係であればくすぐってみるといいでしょう。
脇の下ならくすぐったいと思う女性が多いので、意外と服の上からであっても、こそばゆくしてくれます。
また、おっぱいの横と脇の下の境目にある、スペンス乳腺という性感のツボもあるので、そこもくすぐってみるといいでしょう。
手の甲や手首
この部分は、脇の下に比べるとそこまでくすぐったいと思えるポイントではありません。
女性の性感を刺激したい男性にとっては、少し回りくどく感じるかなと。
ただ、このポイントは「簡単に触れあえることができるということ」。
他の部分をくすぐるプレイに繋げるための、最初のくすぐりに使いやすい部分。
自分の手で試してみると分かるのですが、
ソフトタッチをしてみると、ゾワゾワと少しくすぐったい感じがするでしょう。
まずは、どの程度の力を入れてくすぐると気持ちいいのか試してみてください。
手の甲、手首、あとは指の間もオススメですよ。
「手って結構くすぐったくない?」と言いながら、くすぐってみてください。
くすぐり責めプレイをするという目的でなくとも、
「手へのくすぐり」を使うことで、関係性を発展させるための手助けとなるはず。
首筋
ムードを高めるために有効な部分ですね。
くすぐってみたことがない人でも、首筋へのソフトタッチやキスの経験はあるでしょう。
人間の急所である首筋を優しく刺激されると、女性なら本能的に「安全な相手」と認識してしまうほど。
爪先で撫でるだけでなく、唇も使って、ゆっくりくすぐってあげてください。ピクッと反応するので。
それだけで、どんどんムードが高まり、女性の心と体は解きほぐされていきます。
初めのうちはくすぐったがっていた女性でも、念入りに撫で続けると、しなだれかかってくるかもしれませんよ?
脇腹
こちらの部分は人によって、くすぐったさに差があるポイント。
くすぐってみても何も感じない女性もいれば、触れるだけでくすぐったくて体をビクッと跳ねさせる女性もいます。
最初に触れる時は、指で撫でるのではなく、手を添えるだけにとどめておきましょう。
女性は冷え性であることが多いので、暖めてあげるような感覚がいいですね。
「性感帯を刺激する」というよりは「女性に安心感を与える」ということを目的としながら、優しく手のひらで癒してあげましょう。
こちらの部分も体型が気になる女性にとっては、デリケートな部分である場合もありますので、無理強いしてはいけません。
股関節
性感マッサージにも直結する、くすぐったい部分。
そういった部分として代表的なのが「股関節」かもしれません。
このポイントは、触れること自体が肉体関係と直結していると言えます。
「エッチはしないけど股関節撫でてもいいよ」なんて、想像できませんよね。
まず股関節OKの時点で、セックスもOKにさせることもできます。
股関節へのくすぐりは、男性のテクニックの見せ所。
ムード保ちつつ、撫でる、舐める、キスをする。
焦らしながら女性のムードを高めて、
「これからどんなセックスをするんだろう…」という妄想をさせてあげましょう。
異常なくらいに股関節をくすぐったがる女性もいます。
触れるだけで笑ってしまう女性に「めんどくさい」と思ったり、
手でガードされてしまい「もしかしたら本当はセックスしたくないのかも…」と思ってしまうかもしれません。
そんなことはないです。股関節が敏感な女性ほど「敏感で感じやすい女性」だということ。
ソフトタッチを繰り返し、じっくりと責めてあげてください。
くすぐりたい男性が同時に使うといい3つのアイテム
手でくすぐられるよりも、道具を使うと意外とくすぐりプレイの楽しみが広がります。
その3つのアイテムが、「筆」「目隠し」「拘束具」。
それぞれのアイテムについて説明しましょう。
1. 柔らかい筆
手で上手にくすぐるのには、ちょっと技術が必要です。
でも焦らしとして、くすぐりたい時に役立つのが「柔らかい筆」。
前述した「性感に直結する部分」を「柔らかい筆」で、優しく撫でられると、凄くこそばゆく感じられます。
先が触れるだけでも、笑い出してしまうかもしれません。
優しく念入りに撫でてあげれば、技術は必要無いのに耐えられる女性は少ないでしょう。
責める部分を焦らすようにポイントから少しズレた場所を刺激したり、
性感帯である乳首、クリトリス、お尻への刺激も交えれば、「柔らかい筆」でくすぐるだけでも、女性は本当に濡れてくれます。
さらに、くすぐり責めを楽しみたいのであれば「刷毛ローター」を使うといいでしょう。
刷毛ローターは、先端が刷毛となっていて、振動で振るえるアダルトグッズ。
かなりくすぐったい感覚を味合わせることができます。
とはいえ、いくら有能なアイテムであっても、
同じところを責め続けると感覚が慣れてしまうので、単調な動きにならないように気をつけましょう。
2. 目隠しアイマスク
筆が来るのが視界に入ると、来るタイミングに合わせて身構えてしまいます。
だからこそ「目隠し」で視界を遮断させることで、触覚により集中させることができると。
自分では、いつ来るのか予測できないから、敏感な部分への刺激がくすぐったいんですね。
目隠しされた状態で、「どこから来るんだろ…?」と、ゾクゾク感も与えれるし、
タイミングや場所変えて撫でてあげると、「ピクッ!」と反応したり、「ひぃっ!!」と声を上げてくれます。
仮にくすぐったがらない女性であっても、敏感に反応してしまうことがあるくらいに、効果は劇的ですよ。
また、視覚情報だけでなく、耳栓などをして聴覚情報まで遮断してあげるのも、結構効き目あります。
3. 手足の拘束具
敏感な女性であればあるほど、くすぐられると無意識に抵抗してしまいます。
それに、くすぐりポイントを背けられたら、良い具合に追い込めません。
押さえつけようと取っ組み合いになってしまって、全く違うプレイになってしまうことも。
そこで、体が逃げないようにさせる時に役立つのが、「手足の拘束具」。
簡単な拘束具なら、マジックテープ式のものもありますし。
手足が拘束されているだけでも、体は背いたりはできようとも、くすぐりポイントを責めることができます。
本格的に動けないようにさせたいのであれば、
ベッドの上に女性を「Xの字」に寝かせ、ヒモやロープで手足を結び付け、
それぞれ4方向にあるベッドの足にギュッ!と結び付ければ、身動き取れなくなりますね。
これで、くすぐられたい女性を限界以上に、他人に敏感な部分を刺激されれば、性感を一気に高めることができるでしょう。
ですが、これにはやりすぎに注意が必要です。
くすぐり責めプレイで注意しておきたいこと
いくら「くすぐられたい女」であっても、一方的にくすぐられ続けては体力がもたない女性もいます。
あまりにくすぐり時間を長くすると、呼吸を苦しくさせたり、酸欠にさせてしまう恐れがあります。
くすぐる側は、夢中になりすぎないように注意してください。
くすがれたい側も、ヤバイと思ったら地面に2回以上タップするなど、2人でストップルールを決めておくようにしておいてください。
抵抗する言葉に「やめて!」などもプレイに含まれていることがありますが、
手足を拘束する前に、「中断する時の言葉や仕草」などをしっかり決めておくのがいいですね。
そして、「2人で長く楽しむくすぐりプレイ」をするためには、
お互いの敏感なポイントを知っておき、心の距離が近いことが重要です。
1度のくすぐりプレイだけではなく、男女ともに敏感な部分をさらけ出しているからこそ「長く楽しむ関係」になれるのだと思っています。
くすぐりたい人は、「パートナーの敏感な部分」を見つけてあげて、
くすぐられたい人は、自分の敏感な部分を教えてあげてください。