女性の誰もが、DV(家庭内暴力)をされたくないと思うのが世の常でしょう。
しかし、”DVされたい”と奇特な考えをする女性もいます。
能動的に、男性にDVさせようとする女性はもっと稀な存在。
ノーマルな方からすれば、そのような被虐妄想をするのは理解できないですけどね。
その歪んだ心理に迫り、DVされたい思考の女性が、ドメ男と結ばれた時にどう付き合えばいいか、自説を交えながら述べていきます。
DVされたい妄想をする女性の心理
一般的な視点とSM的な視点から見て、多角的に考えた上での解説です。
自己否定感や自己評価の低さ
DVを受けたいと思う女性は、自己否定感が強いです。
また、自分に対する価値観が低い場合も。
DVを受けることで、自分が愛されているという錯覚に陥ることがあります。
「彼は私のために怒ってくれている」
これは、DVされる側が沼にハマり、お互い共依存になり抜け出すのが難しくなります。
愛情不足や孤独感
DVを受けたいと思う女性は、愛情不足や孤独感を抱えている場合。
DVを受けることで、相手からの愛情や関心を得られるという思い込みを持っていると考えられます。
いずれにせよ、機能不全家族で育ったパターンの可能性が高いので、暴力的な男性だろうと自分から突き放すのが難しいです。
過去のトラウマや心の傷
DVされたいと思う女性には、過去にトラウマを抱えている場合が。
それはDVを受けることで、過去の傷を癒そうとする心理が働いています。
DVに対して恐れている感情を克服するため、あえて相手男性の機嫌を逆なでしようとする女性も稀にいるようです。
性癖ではなくて、ノーマルな女性が思考癖がついてしまったと言えます。(性的な快感は別として)
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支配やコントロールを望んでいる
DVを受けたいと思う女性は、支配やコントロールを望んでいることもあります。
DVを受けることで、相手に支配されているという感覚を得れるからだと。
圧倒的な力で打ちひしがれると、どことなく快感を覚えてしまうならマゾです。
言葉より力で支配しようとするドメ男とはマッチするかもしれませんが。
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被虐嗜好の持ち合わせてる
これは、性的パラフィリアの一つでもある、マゾヒズムの可能性大。
性的快感や満足感を得るために苦痛や屈辱を与えられることに強い欲求があります。
これが異常なほどDVを要求をしたくなるのであればなおさら。
相手に対して暴力を誘おうとすればするほど、相手自身も疲弊させていくので少し問題ですね。
DV嗜好の女性にドメ男と釣り合うか?
根がマゾヒズムであれば、DVする側とされる側の関係はいいとされるのかもしれませんが。
実際は、SとMの需要一致でマッチさせるだけでは難しい。
仮にSM関係が成立したとしても、その関係を継続できるかは別です。
DVを起こしやすい男性と関係は続く?
DVを起こしやすい男性は、自制心が弱く、怒りのコントロールに問題があるとされてます。
家族にDVの経験があることが多いため、気が動転したときに身体的な暴力に走りやすいと言われています。
子供は親から受けた行動も学習すると言うように、暴力で支配しようとするわけです。
暴れん坊将軍のように物に当たり、破片を散らかされても構わないと思うかもしれませんが、近隣の人達は二人の関係を怪しみます。
近隣トラブルとして通報される可能性がありますし、近所から白い目で見られることも。
周りの目を気にせずに歪んだ関係を続けていけばいいかもしれませんが、二人だけの関係だけでは済まされないでしょう。
ドメ男と共に家庭を持てるのか?
DVをしやすい男性は女性に当たりやすいですが、子供にも当たる可能性が高いです。
DV受ける女性は自分だけでいいと思うのですが、子供は二人の関係に複雑な思いを抱えますので。
母に対して大声で罵倒したり暴力を振るう父がいる住居では、子供は畏怖の念を抱きますし、健全に育つのは難しい。
酒を飲むと危険な破壊活動やらで、子供に身の危険をさらさないようにするにも、母親がどう対処するかによるのですが。
そもそもDV男性と家庭を築こうとすることは、重大な決断をしなければなりません。
ドメ男との上手く付き合うには
そもそもドメ男は自分の考えのほうが正しいと思っており、自分の思い通りにいかないと癇癪を起すのが大半。
単にDVされたい関係だけならいいですが、家庭を築く未来の方向性となると話は別です。
お金の使い方、子供の教育方針など、DV男性に意見せざるを得ないケースが多々出てくるはずです。
そんな状況になったときにどうすればいいか。
落ち着いた状態で話をする
大事な話について、DV男性とのコミュニケーションをする際には、お互いが落ち着いた状態で話をすることが大切。
感情的にならず、伝えるべきことを冷静かつ、客観的な立場で話をすることが重要です。
どうしても口出しするのが怖いという場合は、公共の場やカフェなどを利用して話し合いするのもあり。
DV気質の男性でも、さすがに周りの目を気にすることもあるので、感情を抑えつつも話してくれます。
とはいえ、人がいない場所に連れて行こうとすることもありますが。
話が通じないようであれば、別居を考える必要があります。
ドメ男の考えを尊重する
ドメ男とのコミュニケーションでは、立場を尊重することが大切です。
”でも”という言葉で逆説を始めると、ドメ男に火がつくので注意です。
考えを真っ向から否定されると感じると、逆切れを起こすので。
最初に、相手の考えていることを先回りして言及し、尊重し、それから自分の考えを説明してみることです。
「あなたは私のことも考えて、○○をやろうとしてくれてるよね。ありがとう。私は○○することもいいと思うんだけど、どうかな?」
このように、付け加えの意見として言及してみること。
結局ドメ男に反論されることも多いですが、少なくとも意見を取り入れてくれる可能性はわずかでも上がるでしょう。
具体的な説明をする
あえて具体的な話をするといいこともあります。
例えば、「子供になぜそんな振る舞いしてはだめなのか」を理論立てて、「子供の気持ち」も加えて説明することです。
ただ「やめて」と言うだけでは、ドメ男は「うるせぇ!」と言って暴力で場を支配しようとするだけです。
それでも正論を言っても手が負えないのなら、これは相談センターなどの第三者の力を借りるしかありません。
とはいえ、女性側がもともと言葉で言い返せるほどの力を持ち合わせてないようであれば、思い切って別居などを考えるほうがいいでしょう。
もう一度考えてみよう
以上のように、DVされたい女性は、家庭を築くなら妥協点を見つけることが必要です。
子なしで関係を続けるなら、時折DVを受けるだけで、二人の身内ごとだけで済みますからね。
と、ここまでDVされたい欲求に寄り添って説明してきたわけですが。
実際、頭の中でDVされる自分と現実でDVを受ける自分とでは、想像以上に違うということはほとんどです。
「違う、こんなの自分の求めてたDVされ方じゃない!」となるでしょうから。
それでもまだ、物理的な被虐に興味があるのであれば、SM好きな男性と出会ってみることです。